良いアプリができるプロンプトの書き方
ありきたりな試作品になるか、きちんとデザインされたアプリになるか。その差はたいていプロンプトで決まります。毎回使えるシンプルな型を紹介します。
builder77は、たった1文からでも動くアプリを作れます。ただ、1文だけだと多くのことをAIが決めることになります。誰のためのアプリか、どの画面が大事か、どんなデータを保存するか、どんな雰囲気にするか。こうしたことを最初に自分で決めておくほど、最初のバージョンがイメージに近づき、手直しに使うクレジットも少なくて済みます。
このガイドでは、私たち自身が使っているプロンプトの型を順に説明します。特別な仕掛けはありません。大事なことを伝え漏れないためのチェックリストです。
1. 誰のためのアプリで、何に使うのかから書く
「予約アプリ」と言っても、意味するものは何通りもあります。「スタッフ2人の美容室向けの予約アプリで、お客さんがメニュー、担当スタイリスト、時間枠を選ぶ」と書けば、意味はほぼ決まります。まずは使う人とその用途を、1〜2文で書きましょう。
小さな美容室向けの予約Webアプリを作って。お客さんはメニュー、スタイリスト、空いている時間を選び、名前と電話番号を入力する。
2. 画面やセクションを並べる
画面の名前を挙げると、AIは中身を埋めていく骨組みを手に入れられます。ホームページならセクションを上から順に、アプリならメインの画面と、画面どうしの移り方を書きます。
- ホームページ:メインビジュアル、料金付きのメニュー、スタッフ紹介、お客様の声のセクション(中身はあとで入れる)、営業時間、予約フォーム、地図へのリンクがあるフッター。
- Webアプリ:ダッシュボード、絞り込みができる一覧画面、詳細ページ、作成・編集用のモーダル、設定。
- スマホアプリ:下部に「今日」「プラン」「進み具合」「プロフィール」のタブ、記録を追加する下から出るシート。
3. データを説明する
builder77のアプリにはデータベースが最初から入っているので、AIはデータをコレクションに保存します。どんなコレクションがあり、どの項目が大事かを伝えると、すっきりしたアプリになります。専門用語はいりません。普通の言葉で十分です。
予約(メニュー、スタイリスト、日付、時間、お客さんの名前、電話番号、状態)とメニュー(名前、所要時間、料金)を保存して。メニューの例をいくつか最初から入れておいて。
日記、習慣トラッカー、家計簿のように、ユーザーが自分の記録だけを見るべきアプリなら、「ユーザーは登録して、自分の記録だけを見られる」とはっきり書きましょう。builder77がログイン機能を追加し、今のユーザーのレコードだけを取得するようにします。
4. 見た目の方向性を伝える
あいまいなプロンプトでありきたりな結果になりやすいのが、デザインの部分です。形容詞を並べた長い文より、具体的な言葉をいくつか書くほうが伝わります。雰囲気、色、それに参考にしたいものがあればそれも書きましょう。
- 「温かみがあってシンプル。クリーム色の背景にテラコッタのアクセント、見出しは明朝体。」
- 「ダークなダッシュボード。コントラストを強く、鮮やかな緑で強調、Linearのような情報量の多い表。」
- 「遊び心があって角が丸い。パステルカラーで、子ども向けに大きく押しやすいボタン。」
参考にしたいスクリーンショットを添付することもできます。AIは画像からレイアウトや色の手がかりを読み取るので、具体的なイメージがあるときの近道になります。
5. 迷ったら「プロンプトを改善」を使う
大まかなアイデアしかないときは、それをそのまま入力してプロンプトを改善を押してください。builder77が、使う人、画面、データ、デザインまで書いた詳しいプロンプトに書き直します。送信する前に読んで、ずれているところは直しましょう。「フィットネスアプリ」のひと言から、本当に欲しい仕様にすぐたどり着けます。
6. 小さく具体的に改善を重ねる
最初のバージョンができたら、12個の変更をまとめて送るのはやめましょう。小さな依頼のほうが確実で、元に戻すのも簡単です。1回のメッセージで機能を1つ、または見た目の変更を1つ、というペースがおすすめです。
- 選択を使ってプレビュー内の要素をクリックし、どこをどう変えるかを具体的に伝えます。文字、色、リンク、写真を自分で変えたいときは、編集を押してプレビュー上で直接変更できます。無料で、新しいバージョンとして保存されます。
- 大きな機能は、作る前に相談モードでAIと計画を立てます。
- うまく動かないところがあれば、AIで修正を押します。検出されたエラーがAIに送られ、AIが修正します。
- 変更はすべてバージョンとして残ります。結果が気に入らなければ、前のバージョンに戻して言い方を変えてみましょう。
プロンプトの完成例
毎日の小さな習慣を身につけたい人向けの、Streakyという習慣トラッカーのスマホアプリを作って。
画面:今日(習慣の一覧。大きなチェックボタンと今の連続日数)、
習慣(名前、絵文字、色、週の目標日数で習慣を追加・編集)、
統計(週ごとの達成グラフと最長連続日数)、プロフィール(ログアウト)。
データ:ユーザーは登録する。習慣とチェックの記録はユーザーごとに非公開。
デザイン:落ち着いていて親しみやすい。オフホワイトの背景、やわらかい緑のアクセント、
角の丸いカード、押しやすい大きなボタン、下部にタブバー。250字ほどの短い文章ですが、AIが本来なら推測するしかない点にすべて答えています。次のアイデアでこの型を試してみてください。うまくいったプロンプトは手元に残しておきましょう。同じパターンを使い回す場面は、思っているより多いはずです。